マーケティング戦略におけるブランディングの組み立て方は、普及率16%の理論が最も大切です。下記の図ー1にあるイノベーター(A層)とオピニオンリーダー層(B層)に如何に認知させ、優れた商品として愛用してもらい、その後に控えるマス(マジョリティーやフォロワー)に伝達普
及させて行けるかが、ポイントになります。
また、図-2では、ボーリングでいうセンターピンを倒すと、これもまた後に控えるピンが全て連鎖的に倒れて行く図を表しています。営業戦略でも、商品開発でも、マーケティング戦略でも、どんなに優れたアイデアや戦略でも、そこがセンターピンであるかどうかを考えていないと、一過性のモノであったり、時間と労力がかかりすぎている割には、結局無駄
なコトであった事になります。ここが、ブランディング形成やマーケティング戦略には、最も重要なテーマとなります。
昨今、日本酒市場で以上な伸びを示している「獺祭」や米国エナジードリンク『レッドブル』は、こうした普及率16%理論に伴うセンターピンマーケティング戦略で、最も成功している事例です。『レッドブル』CEOのディートリッヒ・マテシッツ氏は、「マーケティングがすべてだ。」と明言し、売上の30%をブランド構築に費やすと決めており、レッドブルは今も全世界のエナジードリンク市場の70%を占めています。これからの時代は、レッドブルやヴァージン・グループのように徹底的にマーケティングにこだわる企業か、グーグルやパタゴニアのように徹底的にプロダクトにこだわる企業しか生き残れないのかもしれないと言われています。
弊社では、こうしたブランド戦略の組み立て方を重要視し、特に高額商品を中心にA層B層の富裕層顧客を対象として、ブランド戦略に力を入れ、プレミアムなファンイベントなどを開催しながら、ボーリングのセンターピンを倒すような様々な企画や施策をご提案しています。
国内人口減少の時代。低価格商品ではなく、高額商品に焦点を当てて客単価をアップさせる
富裕層をターゲットとして、センターピンを組み立ててゆくブランド戦略が重要
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